海女をしている女性に自慰行為を見られた

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「五番街のマリーへ」ではないけれど、遠い昔、アキという女と暮らしたことがあった。

その頃、私は六畳一間の仮住まいで、左翼系雑誌の執筆をしていた。

年老いた海辺の村に漸(ようや)くたどり着いたのは、それより一月ほど前だったか。

居場所を秘匿(ひとく)しての潜伏生活だった。

村には何もなかったけれど、情けがあった。



たったそれだけのことで私は、ここに逗留(とうりゅう)したのである。

今となっては、アキがいたからという理由(わけ)も成り立つのだけれども。

アキはこの漁村で海女(あま)をしている、おそらく三十にはならない女だった。

年老いた母親と二人暮らしをしていた。

実を言うと、このアキ一家の伝(つて)で、そのぼろ屋敷を間借りすることができたのである。

アキは一度、村の男と一緒になったが、その夫も数年前の嵐の夜に船ごと波にさらわれて行方知れずの身の上だった。

言い寄る男はいなかったのかと聞けば、「この村に若い男は、いね(いない)」 とぽつりと言うだけだった。

アキは女ざかりである。

そのむせるような体臭が雄を誘う。

海女をしているというだけあって、引き締まった体躯をしており、日頃の粗末ないでたちとは対照的に裸にすれば、きっと現代的なスタイルをしていそうだった。

そもそも、私の目など気にしてもいないのだろう。

着物からこぼれそうな胸や、大きな尻は嫌でも目に入る。

あれこれ、私の身の回りの世話を焼いてくれるうちに、ついついその「女」を感じてしまう。

私もまだ老いるほどではなかったので、その色香にはつい眩暈(めまい)を感じてしまうのだった。

そして、とうとう、自慰行為をアキにのぞかれてしまうという失態を演じてしまった。

暑い盛りなので、私は着物を脱いで昼寝をしていた。

目が覚め、何気なく勃起しているのに気付いた。

そういうことは男なら誰しも経験するものだけれども、その時は、かなり欲が溜まっていたのかもしれない。

自然に手が、熱い高まりをしごき、瞼の裏にはアキの裸体があった。

まだ見たこともない、豊満な乳房が私の真上にあり、私の上で腰を振るアキ。

ほどなく、頂点を迎えた。

禁欲的な毎日を過ごしていたので、あっけなく終わり、高々と噴き上げ、あたりに己が精をまき散らした。

「うはぁ」

押し寄せる虚脱感と、喪失感。

食べ物が悪いのか、米のとぎ汁のような薄い液体が腹を伝って上敷きに染み込んでいった。

そのまま、目をつむって蝉の声に耳を澄ましていた。

目を開けると、框(かまち)にアキが立っていた。

「ご、ごめんなっす・・・」

「あ、あわわ」

私は声にならない声をあげて、あたふたと着物を巻き付け、少女のようにアキに背を向けた。

「見る気はなかったんだけんど、おら、お昼、持ってきたんだぁ。そったら・・・」

「いや、私も、恥ずかしいものを見せてしまって。申し訳ない」

「あやまらんでくなんしょ。悪いのは、おらだけん。大吾さんも、さみしいもん」

なんとも気が滅入った。

「ここさ、お昼、置いとくね。じゃ」

アキは、そそくさと出て行った。

そのほうが、ありがたかった。

油照りの昼下がり、風も凪いで蝉の声は止み、すべてが死んでしまったかのような静寂があった。

汗で湿った布団に男と女が裸で寝ている。

私とアキはすぐに、深い仲になってしまった。

自慰行為を見られたことがきっかけで、坂を転がり落ちるように、お互いを貪った。

アキもその熟れた体を持て余し、男を欲しがっていたのだ。

驚いたことに、海女同士で慰め合うこともあるのだとアキから聞いた。

シヅという四十がらみの未亡人とアキはできているそうだ。

可愛い寝息を立てているアキを横目で見ていると、ムラムラと劣情が湧いてくる。

アキの腋の下から香り立つ男勝りの匂いが火に油を注ぐのだ。

私の股間に力みなぎりだした。

隆々と立ち上がった己(おのれ)を振りつつ、膝立ちでうつ伏せのアキの尻に回り、だらしなく開いた脚(あし)の間に入った。

よく陽に焼けた四肢とは際立って白い尻である。

ぱっくりと口を開けた、さっきまで私を咥えこんでいた赤い穴。

アキの呼吸に合わせるかのように、ひくひくとその洞穴がうごめく。

まばらな毛が裂目(さけめ)を飾っていた。

私はその白い尻肉をそっとつかみ、持ち上げ、自分に引き寄せた。

アキの眠りは深かった。

重いのをこらえて、ようやく自分の高さに合わせると、硬く反った業物(わざもの)をずぶりと差し込んだ。

濡れてはいないはずだが、前の一戦で吐精したので、十分なぬめりがあった。

熱を感じ、先端にしこりを感じた。

ずっぷ、ずっぷ・・・

淫猥な音が静寂を破る。

乾かぬ汗が次から次へと噴き出す。

あごから胸、そしてアキの腰骨へと私の汗が流れを作っている。

「まだ起きないのか・・・」

こんなに突かれても、漂うように体を任せている。

柔らかな乳房が下垂して布団にこすられている。

アキの顔は横に捻じ曲げられ、窮屈そうに私の動きに追従していた。

手は、万歳しているかのように前に伸びている。

逞しい女の肩甲骨を見ながら、私は腰を打ち込み、密着させて男根を軸に回すという動作に出た。

「あふ」

かすかなアキの吐息が聞こえた。

弱いが、しっかりと締め付ける筋肉が感じられた。

巾着のようにそれは引きしぼられた。

「ああ、たまらない。いいぞアキ」

私は、そんなことを口走って、腰を振った。

そして、双乳(そうにゅう)をまさぐり、鷲掴んだ。

「ああん」

とうとう、アキは覚醒した。

「起きたか」

「ああん、もう、大吾さんったらぁ」

腕を立てて、四つ這いになり、膨れ面で後ろを振り向く。

これがまた、子供のように愛らしい。

アキの体臭がふわりと鼻をくすぐった。

私は鼻先をその源に近づける。

「うはっ。こそばい」

アキは、身をすくめた。

またまた、あそこがきゅうと締る。

「おいおい、締めるなよ。いっちまう」

「だって、こそばゆいんだも」

アキを貫いたまま、くるりと転がして、上にならせた。

汗で互いの肌がつるつると滑る。

「きゃあ」

「ほら、どうだい」

「奥に当たるっ」

しこしことした、この地方の麺のような合体部分を味わいながら、私は抽送を速めた。

「はっ、はっ、はっ」

「いっ、くぅ」

私は下から片手で乳首を、もう一方で実(さね)に振動を与えながら、ご褒美をくれてやった。

「うんぎゃわっ」

赤子のような叫び声をあげて、白目を剥いて後ろに倒れるアキ。

ぽんと硬い私がアキの陰門から外れて跳ねた瞬間、大きな白い塊が高く打ち上げられ、

放物線を描いて私の顔に降ってきた。

急に蝉の声がうるさく鳴き出したように思えた。

アキは、いまごろどうしているだろうか。

初老を迎えた私は不自由な体で病室の窓に近づき、見慣れたつまらない冬景色を眺めている。

余命いくばくもない私の望みは、今一度アキに会いたいということだった。

幸せに暮らしていてくれればそれだけで十分なのだけれども。

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